グレコローマンスタイル66キロ級の井上智裕(28=三恵海運)が、初の五輪代表を決めた。

 初戦の2回戦で北朝鮮選手を4-0で破った井上は、準決勝でカザフスタン選手に2-1と競り勝って決勝進出。2位までに与えられる五輪出場枠を獲得し、リオ五輪代表に決まった。

 同98キロ級の斎川哲克(30=栃木・足利工高教)は初戦で敗退。フリースタイル86キロ級の松本真也(31=警視庁)は準決勝で、同125キロ級の山本泰輝(19=拓大)は2回戦で敗れ、今大会での五輪出場枠獲得を逃した。

 日本は今大会で女子1、男子フリー2、同グレコ2の五輪出場枠を獲得。枠をとれていないフリー、グレコ各4階級は、世界予選第1戦(4月22~24日・ウランバートル)と同最終戦(5月6~8日・イスタンブール)での五輪出場枠獲得を目指す。