競泳の日体大勢が、過去最多6人の五輪代表入りを狙う。日体大出身で平泳ぎの小関也朱篤(24=ミキハウス)らが21日、高地合宿先のスペイン・グラナダから羽田空港に帰国。標高約2300メートルの現地ではスピードとともに持久力の強化に成功した、と自信を示した。

 藤森善弘コーチ(51)が自信をあふれさせた。まずは昨年世界選手権代表の小関也朱篤。練習でも好記録を連発しており、男子200メートル平泳ぎでは「2分6秒台が出る」と山口観弘の2分7秒01の世界記録更新への期待を込めた。

 2月のコナミオープンの女子400メートル個人メドレーで4分35秒04の日本新記録を出した清水咲子(23=ミキハウス)については、前日本記録保持者の高橋美帆(23=同)とともに「4分33秒台」の日本記録更新を予告。さらに長男の太将(24=同)については200メートル個人メドレーの日本記録の1分55秒台が目安で「本人は(日本記録保持者の)萩野に勝てると言っている」と話す。「(日体大勢が過去最多)6人が代表になってくれれば。今回は強気でいきます」と続けた。