世界ランク6位で第6シードの錦織圭(25=日清食品)が、同18位で第17シードのロベルト・バウティスタ(27=スペイン)を6-2、6-4のストレートで下し、3年連続で8強入りを決めた。


 相手のバックを徹底的に攻めてストローク戦で優位に立ち、第1セットは第3ゲームから4ゲームを連取して6-2で先取し、第2セットも第1ゲームをブレークし、合計22本のウイナーを決めて6-4で奪って快勝した。


 準々決勝では同16位で第16シードのガエル・モンフィス(29=フランス)と31日に対戦する。


サーブを打つ錦織圭(AP)
サーブを打つ錦織圭(AP)


錦 織26-2
6-2
0バウティスタ


第2セット


   101112
錦 織       6
バウテ         4

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク

◆第10ゲーム 錦織がネットプレーを決めて30-0。バウティスタのリターンがアウトし、40-0とマッチポイント。40-15からバウティスタのリターンがネットにかかり、錦織がキープして第2セットも連取し、準々決勝進出を決めた

◆第9ゲーム 錦織がラケット交換。バウティスタがキープ

◆第8ゲーム 40-30からストローク戦に粘り勝ち錦織がキープ

◆第7ゲーム 2本のエースを決めるなどでバウティスタがあっさりとキープ

◆第6ゲーム 錦織のミスで15-30も、フォアの逆クロスをバウティスタが返せず、30-30。さらに相手の逆を完全に突いたフォアのクロスがウイナーとなり40-30。パッシングショットを決められジュースに粘れたが、2度目のジュースを制して錦織がキープ

◆第5ゲーム 40-30から錦織のフォアのストレートがウイナーとなり、ジュース。相手を左右に振ったストローク戦で相手ミスを誘いブレークポイントも、バウティスタのフォアがウイナーとなり再びジュース。3度目のジュースでサーブがさえバウティスタがキープ

◆第4ゲーム 21回の長いストローク戦を錦織が制し15-0。バックのクロスがウイナーとなり40-15。ドロップショットから、コードボールを相手正面にたたいて錦織がキープ

◆第3ゲーム 初のエースを決めるなどでバウティスタがキープ

◆第2ゲーム 30-30からキックサーブで相手ミスを誘い40-30。最後はストローク戦に競り勝ち錦織がキープ

◆第1ゲーム バウティスタのサーブで第2セット開始。15-30から徹底的に相手のバックを狙い、ストローク戦を制してダブルのブレークチャンス。30-40からバウティスタのダブルフォールトで錦織がブレーク

第1セット


   101112
錦 織       6
バウテ           2

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク

◆第8ゲーム 錦織のバックのストレートがウイナーとなり15-15。続く狙いすましたフォアの逆クロスは惜しくもアウトとなったが、4本目のエースで30-30。さらにフォアのクロスがウイナーとなり40-30とセットポイント。最後は相手ミスで錦織がキープして第1セットを先取

◆第7ゲーム 錦織がラケットを交換。バウティスタがラブゲームで初のキープ

◆第6ゲーム 錦織が攻めながらもミスが出て30-30となったが、相手ミスで40-30。錦織のフォアがネットにかかりジュース。ドロップショットが甘く、ブレークピンチも、サーブアンドボレーでしのぐ。2度目のジュースでドロップショットを決めるが、バックがネットにかかり3度目のジュース。5度目のジュースで2、3本目のエースを連続でセンターに決め、錦織がキープ

◆第5ゲーム 錦織がバックでリターンエースを決める。ストローク戦で圧倒し30-30。スライスを拾いバックのウイナーで30-40とブレークチャンスをつかみ、最後は相手ミスで錦織がブレーク

◆第4ゲーム 相手のバックを狙うが連続ミスで30-30。ここで最初のエースが決まり40-30からフォアの逆クロスがウイナーとなり錦織が初のキープ

◆第3ゲーム 15-30から相手ミスでダブルのブレークチャンス。バウティスタのフォアがアウトし錦織がブレーク

◆第2ゲーム 先にポイントを奪われ、15-40とブレークピンチ。ネットに出るがミスでバウティスタがブレークバック

◆第1ゲーム バウティスタのサーブで、現地時間午後10時過ぎに試合開始。いきなり錦織のフォアの逆クロスがウイナーとなりファーストポイントを奪う。さらにドロップショットからバックのウイナーを決め快調な立ち上がり。トリプルのブレークチャンスをつかみ、15-40からストロークで競り勝ち錦織がブレーク