フィギュアスケートの世界選手権の開幕(日本時間30日深夜)を翌日に控えた29日、米ボストンで公式練習が行われた。

 過去3度の優勝を誇る25歳の浅田真央(中京大)は、不安定な調整ぶりだった前日から一転、この日はトリプルアクセルなど全てのジャンプを高確率で決めた。「だいぶリンクや雰囲気に慣れてきた」と手応え十分の様子だった。

 昨年末の全日本選手権を3位で終え、年明けは思うような質の高い練習ができなかったという。調整に専念するために4大陸選手権も欠場し、満を持して迎えた今大会。「世界選手権へ向けて徐々に調子が上がってきて、すごく今はいい状態。まずは自分の目指す演技をしたい」と意欲満々だった。