世界ランク6位で第6シードの錦織圭(25=日清食品)が準々決勝進出を懸けて同18位で第17シードのロベルト・バウティスタ(27=スペイン)と対戦。6-2、6-4のストレートで下し、この大会3年連続の準々決勝進出を決めた。

 第1セットの第1ゲーム、錦織がいきなりブレーク。直後にブレークバックされたが、第3ゲームはバウティスタのミスもあり再びブレークし試合を優位に進めた。第5ゲームもブレークした錦織が第1セットを6-2で奪った。

 続く第2セットも第1ゲームで錦織がストローク戦を制してブレークに成功。その後は錦織がストローク戦で粘り、バウティスタはサービスが決まり両者サービスゲームをキープして試合は進んだ。錦織が5-4とリードして迎えた第10ゲーム、錦織が危なげなくキープして試合終了。試合時間1時間24分で貫録のストレート勝ちだった。

 錦織は「前の試合より内容がよかった。全体的に攻めていけて、いい試合ができた」と振り返った。夜の試合だったが「夜の方がボールがクリアに見える。内容もよく次につなげる試合ができた」と話した。

 準々決勝では同16位で第16シードのガエル・モンフィス(29=フランス)と31日に対戦する。錦織は「今日も試合を見ていたがミスをしない選手。攻守のバランスをうまくやって攻めないと勝てない相手。準備をしっかりして、頑張りたい」と抱負を語った。