SP6位の宮原知子(18=大阪・関大)は、139・89点でフリー3位と巻き返したが、合計210・61点で惜しくも表彰台には届かず、5位だった。日本勢女子が表彰台を逃すのは、05年以来11大会ぶりとなった。

 ロシア、米国勢とのハイレベルな戦いの中で、完璧な演技を披露した。昨年の銀に続くメダル獲得はならなかったが「どの選手もいい演技をしていた。精神的な面でいい経験になった」と満足げに話した。

 ジャンプなどそれぞれの要素を評価する技術点では70点台を出せるようになったが、スケーティングやつなぎなどを評価する演技構成点は、まだ物足りない。「オフのシーズンにバレエを習いにいこうと。表現力がもっと上がると思う」。常々メドベージェワ同年代のロシア勢を意識していると話す宮原。来季の強敵との戦いに向け、ジャンプ以外の部分をもっと磨いていく。