世界ランク6位で第6シードの錦織圭(25=日清食品)のマスターズ大会初制覇はならなかった。同1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)との決勝に臨んだが3―6、3―6で敗れた。

 直後の表彰式では悔しそうに「次のマスターズでは勝ちたい」と話した。

 錦織はいきなりジョコビッチのサービスゲームをブレークする上々の立ち上がりを見せたが、その後3度のブレークを許し第1セットを落とした。第2セットに入ってもここ一番で決して隙を見せないジョコビッチから主導権を奪うことができず。終盤には左膝を痛めるアクシデントもあり、王者の牙城を崩すことはできなかった。

 錦織はジョコビッチに6連敗。対戦成績は錦織の2勝7敗となった。ジョコビッチは今大会3連覇で6度目の優勝。マスターズ大会の優勝回数は単独最多の28度目となった。