国際オリンピック委員会(IOC)は19日、スイスのローザンヌで国際ワールドゲームズ協会(IWGA)と包括的な協力関係を結ぶ覚書に調印したと明らかにした。

 五輪の開催都市が提案できる追加種目でIWGAと情報を共有し、連携を強化するのが狙い。

 ワールドゲームズは非五輪競技や種目で争う国際大会。IWGA会長は国際カヌー連盟会長のペルレナ氏が務め、37団体が加盟する。2020年東京五輪でも追加種目として大会組織委員会から野球・ソフトボール、空手など5競技18種目が提案されており、IWGAの師岡文男理事は「ワールドゲームズの種目から五輪に入るケースは今後も増えていく。若者に人気の種目や国際的な普及を踏まえて競技種目を入れ替えることで五輪も活性化する」と述べた。