デザイナーの野老(ところ)朝雄氏(46)がデザインした、2020年東京五輪の新たな公式エンブレム「組市松紋(くみいちまつもん)」が、紋を形作るパーツの角度を変えないまま配置換えするだけで、同パラリンピックの公式エンブレムになるとネット上で話題になっている。

 配置換えの過程を紹介する動画を流す人もいれば、武蔵野美術大の学生はツイッターで、教授がデザインの過程を解明した画像をアップした。

 組市松紋は、江戸古来の市松模様(外来語のチェック柄に相当)がベースで、形の異なる3種類の四角形を45個、組み合わせて作り上げ、国や文化の違いを超えて、つながり合うことを表現している。