復活の五輪メダルへ勢いをつける。シンクロナイズドスイミング日本選手権を兼ねるジャパンオープンは今日29日、東京辰巳国際水泳場で開幕。リオデジャネイロ五輪前の最後の国際大会となる日本代表は28日、公式練習に臨んだ。井村雅代ヘッドコーチ(HC)は「五輪本番で、勝負が懸けられる内容かどうか見たい」とメダル奪還を見据えながら言った。

 先月の五輪世界最終予選ではメダル争いのライバル、ウクライナに0・0525差で敗れた。今大会へ、チームのテクニカルルーティン(TR)とフリールーティン(FR)ともに内容を変更。初披露のデュエットFRとともに打倒ウクライナへ、速く、隙間のない中身の詰まった構成になった。「内容の濃いプログラム。今できる最大限の力を発揮したい」とエース乾。チームは04年アテネ、デュエットは08年北京大会以来の五輪メダルへ、今大会の演技が浮沈を握る。