昨年の日本選手権覇者上田藍(32=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が2時間4分4秒で女子の戦いを制した。5月19日に決定するリオデジャネイロ五輪代表に向けても、大きなアピールになった。

 バイク終了時点では接戦も、最後のランで後続を引き離した。インタビューでは「最初、スイムの水温が14~15度で。その後はみなさんの熱気もあって、熱かった(暑かった)です」とニッコリ。温度差が大きく、過酷な戦いになったが、バイクに装備する水を有効活用するなど豊富な経験を生かした。

 表彰台では開催地にちなんでしゃもじの形をしたメダルを渡され、他の選手にも食事のポーズを要求。笑顔に満ちあふれた1日になった。