女子ダブルス決勝で、福万尚子、与猶くるみ組（再春館製薬所）は世界ランキング１位の高橋礼華、松友美佐紀組（日本ユニシス）に０－２で敗れ、リオデジャネイロ五輪出場の道は断たれた。

　５月５日付のランキングで決まる五輪出場枠をかけた最後の大会。福万、与猶組は現時点で９位で、２位の高橋、松友組に続く日本２枠目を取るには、この決勝で勝ち、８位に浮上するしかなかった。

　互いに難しい立場での戦いとなったが、前日に松友が「変なことをするのは相手に失礼」と話していた通り、真っ向勝負。五輪金メダル候補の２人が冷静に試合を組み立て、力の差を見せつけた。