ラグビー日本代表と、スーパーラグビー(SR)のサンウルブズが3日、都内で初めての合同練習を行った。

 練習には実戦形式が取り入れられ、両チームは高い強度で体をぶつけ合った。最後は両チームがグラウンドで1つの大きな円陣を作り、サンウルブズのハメット・ヘッドコーチ(HC、43)と日本代表のSH内田啓介主将(24)が互いに激励し合った。

 練習後は内田主将とサンウルブズのフッカー堀江翔太主将(30)がそろって取材に応じた。国内トップリーグではパナソニックでチームメートでもある2人とあって、終始和やかムード。サンウルブズの印象を聞かれた内田が「(堀江)主将がいいので…」とつぶやくと、堀江が「もっと大きな声でもう1回言ってよ」とつっこむ場面もあった。

 日本代表は4月30日の韓国戦で85-0と快勝、サンウルブズも23日の前節でジャガーズに勝ってSR初勝利を収めた。連勝を目指す両チームの合同練習にハメットHCは「競争することでより力が出る」と満足そうな表情。内田も「(次戦の)香港より強いサンウルブズとできてよかった」。互いに充実の1日となった。