ラグビーのアジア選手権で7日にアウェーでの香港戦を控える日本代表は4日、都内で練習を行った。午前中は宿泊先のホテルでストレッチやウオーキングなど軽く体を動かし、午後からグラウンドに出て約2時間の練習を行った。

 3日午後にはスーパーラグビーのサンウルブズと合同練習を行った。中竹竜二ヘッドコーチ(HC)代行が「思っていた以上の強度で行えた」と話すように、試合形式の練習では強いタックルを重ねるなど激しく体をぶつけ合った。そのため当初は午前中だったグラウンドでの練習を急きょ午後に変更。それでも、出てきた選手はFW陣が本格的なスクラム練習を繰り返すなど、積極的に体を動かした。5日は香港への移動日ということもあり、中竹HC代行は「明日はほとんど練習できないから今日を頑張ろうと話していた。選手たちは疲れもあるだろうが、切り替えてやってくれていた」と前向きに話した。

 4月30日の韓国戦(東京・秩父宮)では85-0の大勝。連勝を目指し、指揮官は「(香港は)韓国より経験値は高い。初戦と変わらず、こちらから仕掛けていくラグビーができれば」と表情を引き締めた。