リオデジャネイロ五輪の体操男子で3大会ぶりの団体総合金メダルを目指す日本代表の事前合宿地が、リオデジャネイロに最終決定する見通しであることが16日、関係者の話で分かった。

 これまで同じくブラジル国内のサンパウロを予定していたが、リオの空港や選手村から45分以内の距離に新たな練習拠点が見つかったため、利便性を重視して変更するという。

 五輪開催時の日本との時差は12時間で、移動も丸1日の長旅となるため、南米初開催の五輪は選手の体調管理が課題に挙げられている。

 五輪代表には個人総合で2連覇が懸かる内村航平と加藤凌平(ともにコナミスポーツ)が決定し、残り3人が6月の全日本種目別選手権で決まる。日本は昨秋の世界選手権で37年ぶりの団体制覇を果たし、2004年アテネ五輪以来の頂点に期待が高まっている。