サンウルブズはW杯戦士9人がピッチに立った。

 待望の2勝目は逃したが、W杯の舞台で見せた素早いパスワークで3トライ。前半22分には、一緒に戦ったレッズの2人、五郎丸とツイの間を抜けてCTBカーペンターがトライするなど躍動した。フッカーの堀江主将が「W杯の仲間と戦うのは、何年か前であればあり得なかった話。次につながるいい試合ができた」と話せば、山田も「五郎丸らと真剣にやり合える場は、ラグビー人生でそうはないので楽しかった」と笑みを浮かべた。W杯日本代表選手同士がスーパーラグビーでしのぎを削る日の訪れに、それぞれが感慨深そうだった。