リオデジャネイロ五輪柔道男子100キロ超級代表の原沢久喜(23=日本中央競馬会)が、思わぬ「危機」を明かした。

 世界ランク上位16人で争い、五輪前哨戦にもなるマスターズ大会の開催地メキシコ・グアダラハラへ23日に出発。成田空港で「ぎっくり腰になっちゃって…。なんとか腰を曲げて家にたどり着いたんですよ」と苦闘を振り返った。

 今月上旬にウェイトトレーニングでスクワットをしている際に発症。「結構何回かある」と焦らず、痛みに我慢しながら帰路についたが、4日間くらいは基本的にベッドで横になるしかできず。「体重も減りました」と5、6キロ減って118キロになったという。

 幸いそれ以上の大事には至らずに、体重も今は戻った。ロンドン五輪覇者で世界選手権7連覇中のテディ・リネール(フランス)は欠場となる大会に向け、「出ないかなとは思っていた。しっかり勝って自信をつけるのが目標」と見据えた。