世界ランキング上位で争う柔道のマスターズ大会に出場するリオデジャネイロ五輪代表8選手を含む日本勢が26日、メキシコのグアダラハラ市内で翌日の開幕に備えて調整し、男子の井上康生監督は「それぞれの調整は順調。五輪をしっかり意識して戦ってほしい」と期待した。

 五輪でのシードを決めるランキングに影響する最後の大会。練習は非公開で約1時間半行われた。五輪2連覇を目指す女子57キロ級の松本薫(ベネシード)は試合前日ということもあり取材には応じず緊張感を漂わせた。

 29日の最終日が出番の男子100キロ超級、原沢久喜(日本中央競馬会)は「結果はもちろんだが内容も大事」、女子78キロ超級の山部佳苗(ミキハウス)は「五輪へ何が足りないかを知るきっかけにできれば」と抱負を述べた。