男子テニスで世界ランキング5位のラファエル・ナダル(スペイン)が27日、パリで記者会見し、10度目の優勝を目指した全仏オープンを左手首のけがで棄権すると発表した。26日の2回戦では4大大会で史上8人目となる通算200勝を達成し、3回戦に進出していた。

 「数週間前から痛めていた。前日(26日)の夕方から痛みが強くなり、手首を動かせなくなった」と症状を説明した。

 29歳のナダルは昨季、4大大会で11年ぶりに1つもタイトルを獲得できず、6連覇を目指した全仏は準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。