2大会ぶりの五輪出場を目指す日本(世界ランク14位)が3-1でベネズエラ(同20位)を下し、白星スタートを切った。リズムをつかめないチームを救ったのは、柳田将洋(23=サントリー)だった。

 苦しんだ第1セット、ジュースまで持ち込めたのは柳田の強打があったからだった。「雰囲気が良くなるように打った。(セッターの)深津さんがいい状況で上げてくれた」と振り返った。第2セットも追いかける展開となったが、13-17から連続スパイクを決めるなど、逆転の流れを作った。

 柳田はチーム3番目の15得点。深津も「柳田が当たっていたからボールを集めた。乗っている選手に決めてもらって僕も楽になった」と活躍を喜んだ。