車いすテニスの世界国別選手権最終日が28日、東京・有明コロシアムなどで行われ、エース国枝慎吾(32=ユニクロ)を擁する日本男子は、フランスとの決勝で0-2と敗れ、準優勝に終わった。シングルス1番手で出場した真田卓(30=フリー)がストレート負け。2番手の国枝も4-6、2-6で負けたが、リオデジャネイロ・パラリンピックで3連覇に向けた復帰大会で手応えを得た。フランスは2年ぶり7度目の優勝となった。

 4月の右肘手術後、初めての大会出場となった国枝が約3500人の観衆に復調をアピールした。12年ロンドン・パラリンピック決勝で戦ったウデ相手にストレート負けも「大歓声が幸せでした。3回くらい武者震いした。肘もまったく問題ない。あとはショットのフィーリングだけ。あと3カ月でなんとかなる」。次戦は全仏オープンに出場。「リベンジしてリオに弾みをつけたい」と結果を求めた。