2大会ぶりの五輪出場を目指す世界ランキング14位の日本は、昨年W杯で優勝した同2位のポーランドに0-3(22-25、16-25、23-25)でストレート負けを喫して、1勝2敗(勝ち点3)となった。

 復調した石川祐希(20=中大)のサーブなどを武器に攻めるも、先発メンバーの平均身長が2メートルを超える強豪国に終始主導権を握られた。1日はアジア最上位で同8位のイランと対戦する。

 前年の世界王者の壁はあまりにも厚かった。第1セットは石川が9点を挙げるも、ポーランドの攻撃に屈して取られた。第2セットはミドルで石川と柳田将洋(23=サントリー)の間を狙われるなど9連続失点を喫して連取された。後がなくなった第3セットは終盤に22-18と追い込まれた後に1点差まで追い上げる粘りを見せるも、相手の強烈なスパイクに対抗できなかった。

 ベテランの福沢達哉(29=パナソニック)は「勢いは持っているチームだとは思うが、連続失点などで押されてしまうと一歩引いてしまっている」と現状を振り返った。石川は「何が起こるかわからない。チーム全員は諦めていない。1戦1戦戦って行けば光が見えてくる」と前を向いた。