ミキハウスに所属するリオデジャネイロ五輪出場選手の壮行会が3日、都内で行われた。テコンドー女子57キロ代表で昨年の世界選手権女王浜田真由(22)は金メダルを取った報奨金で「おうちが欲しい」と宣言。メダル獲得選手への多額のボーナス授与を宣言している木村社長を「たくさん用意しとかな」と喜ばせた。

 ボーナスは金で5000万、銀で2000万、銅で500万円の予定。かねて家族のために実家を新築したいと話す浜田にとっては「モチベーションになる」額だ。さらにこの日、木村社長は千万単位が空欄の「MVP賞」を与えることも発表。数千万を合わせれば1億近いボーナスになる可能性もある。

 今も佐賀の実家に住む浜田は兄康弘さんと同じ部屋で布団を縦に並べて寝ている。「自分も含めてきょうだい3人でテコンドーをやってきたので遠征費など大変だった。親は収入で厳しくても応援してくれた」。家族の支えがあったからこそ、テコンドーを続けてこられた。家族のために「それぞれの個室のある家を建てられたら」と夢を膨らませた。

 現在、韓国を拠点に実戦練習を積んでおり「いい準備ができている」と自信たっぷり。金メダルで恩返しのマイホーム購入を実現する。【高場泉穂】