初の五輪メダル獲得を目指す新体操団体総合日本代表候補が15日、都内でリオ五輪用の演技を披露した。リボンは数日前に曲を変えたばかり。これまでのショパンの「幻想即興曲」から「マリア・マグダレーナ」に。サンバのリズムに乗り、選手たちが踊った。

 変更は今月上旬のW杯スペイン大会後に決めた。静かな曲からアップテンポに。山崎浩子強化本部長は「選手たちの軽やかな動きに、合っている」と手ごたえを口にし、畠山も「踊っていて楽しい」。杉本主将は「何度も選手たちでミーティングした。心配はしたけれど、乗れる曲で明るくできる」と話した。

 代表候補9人は、7月上旬に5人の代表に絞り込まれる。山崎本部長は「ギリギリまで見て決めたい。代表を決めた後も、入れ替わりはあるかもしれない」と五輪代表へのサバイバルを強調。曲変更、代表選考、新体操日本代表「フェアリージャパン」は、メダル獲得目指して最後まで粘る。