日本オリンピック委員会(JOC)は21日のリオデジャネイロ五輪監督会議で、同五輪で実施される国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員選挙に陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)が立候補したことを周知徹底した。3度目の挑戦で初当選すれば、任期8年のIOC委員となる。

 改選枠は4人で、同一競技からは1人しか当選できない。5人が立候補した陸上では、強敵とみられる女子棒高跳びの世界記録保持者エレーナ・イシンバエワが母国ロシアの組織的なドーピング問題に対する処分に抗議して引退する可能性を示唆しており、JOC担当者は「(引退となれば選挙への)影響は大きい」との見方を示した。