日本バスケットボール協会は23日、都内のNTCで男子世界最終予選に臨む日本代表メンバー12人を発表した。長谷川健志ヘッドコーチ(HC)が発表したメンバーは次の通り。

 ▽田臥勇太(35)辻直人(26=川崎)比江島慎(25=三河)太田敦也(32=三遠)竹内公輔(31)橋本竜馬(28=三河)渡辺雄太(21=ジョージワシントン大)竹内譲次(31)松井啓十郎(30=東京)古川孝敏(28=栃木)小野龍猛(28=千葉)広瀬健太(30=SR渋谷)。

 長谷川HCは「長く日本は世界への扉を開いていない。これが世界への第1歩。それが、東京五輪、その次に続いていく。今回のチームのテーマは『超ハードワーク』。日本の持ち味である組織力を生かして、各選手のストロングポイントを十分に発揮して、本気で1試合、1試合を勝ちにいきたい」と抱負を語った。主将に選ばれた田臥は「自分の持っている力を発揮するだけ。チャレンジしがいのある価値のある試合で、毎試合ベストを尽くし、勝ちにこだわって勝利につなげたい」と抱負を話した。最年少21歳の渡辺は「代表に入ったからには年齢は関係ない。チームの勝利に貢献できるよう全力を尽くす」と話した。

 発表後の公開練習に姿を見せた川淵三郎会長は「この代表の頑張りがBリーグの成功につながる。バスケットが楽しいということを、みんなの力で世の中に見せてほしい」と選手たちに訓示した。

 最終予選は7月4日からセルビアで行われ、予選Bグループに入った日本は同4日にラトビア、同6日にチェコと対戦。B組で2位以内に入れば、同8日に準決勝、勝ち進めば同9日に決勝が行われ、優勝すれば五輪出場権を得る。