日本バスケットボール協会は25日、都内のホテルで評議委員会と臨時理事会を開き、川淵三郎前会長(79)の退任と三屋裕子副会長(57)の新会長昇格を決定した。

 川淵氏は、エグゼクティブアドバイザーに就任し、国際バスケットボール連盟(FIBA)の日本へのモニタリング期間が終了する来年8月までその役割を務める。三屋新会長は「川淵さんに道をつくっていただいた。私は細かいところをならしていきたい。トップスポークスマンとしていろいろなものを発信していきたい」と抱負を語った。川淵氏は「私は理事ではないが、問題がありそうなときは、理事会に出て自由に発言して、FIBAを代表して物を言う。しっかり、後ろ盾になって三屋さんを守る。万が一のために後ろで見張っている。そういった意味でフォローしていきたい。私のことは、通称でキャプテンと呼んで」と話した。理事会は、18人の理事と2人の監事の20人体制でスタートする。評議委員会も、各都道府県協会の代表者にBリーグ、女子リーグ、大学、高校など各連盟を加えた77人体制となった。また、定時評議委員会では、15年決算及び16年度予算や日本バスケットボールの指針となる「JAPAN BASKETBALL STANDARD」(JBS)も了承された。併せて日本協会の新エンブレムも発表された。