8月27日に開幕するアメリカンフットボールのXリーグ、オービックの古庄直樹ヘッドコーチ(HC)が24日、日本一奪還を誓った。

 各チームで米国人選手の補強が続くXリーグにあって、その先駆者的存在のオービックだが、古庄HCは「外国人に頼り切らない強いチームを作ることを、やり続けないといけない」と、新QBを米国から補強する一方で、日本人選手の底上げにこだわる。

 今季第1戦で顔を合わせるのはノジマ相模原(8月28日、富士通スタジアム川崎)。補強された相手について同HCは「良いチーム状態なので楽しみ。(いきなりノジマとやれるのは)選手のモチベーションにもなっている」と自信を見せる。

 「(開幕まで)あと1カ月。プレー1つ1つの完成度を上げていく。そして、強いチームが1つになる信頼関係をつくる」と古庄HCはチームワークを最重要テーマに掲げる。「しんどい時に差をつけるのは精神面。最後は根性のあるチームが勝つ」。ジャパンXボウルとライスボウル4連覇で勝ち方を知る男は、常勝チーム再建を約束した。

 この日チームは千葉・習志野市のチームグラウンドで、2度目の公開フィジカルコンテスト「G-Day2016夏」を行った。