世界ランキング6位の第3シード錦織圭(25=日清食品)が世界118位のラジーブ・ラム(32=米国)を6-3、6-4で下し8強に進んだ。対戦成績は2勝1敗となった。

 試合後は「予想していたとおり、そこまでストローク戦がなかった。彼(ラム)のリターンとサーブが冴えていたので苦しめられました。苦しい中でしたけど、最後しっかりプレッシャーかけて決められたと思います」。回復途上の左脇腹については「まだ100パーセントではないので何とも言えない。でも痛みも出ていない。今週、勝っていけば試合も増えていくので、様子をみながらになっていくと思います」と話した。

 この日の錦織は、棄権したウィンブルドン4回戦からの復帰戦となった前日の2回戦に比べサーブ、ショットとも安定。2回戦では6本あったダブルフォールトもゼロ。サービスゲームを1度も奪われなかった。

 錦織の準々決勝は世界ランク27位イボ・カロビッチ(37=クロアチア)と同40位グリゴル・ディミトロフ(25=ブルガリア)の勝者と対戦。今大会終了後はリオデジャネイロ五輪に出場する予定。