ラグビーのトップリーグに今季再昇格した宗像サニックス藤井雄一郎監督(47)が23日、「自虐トーク」で笑いを誘った。

 東京都内で行われた同リーグの「プレスカンファレンス」に出席。壇上でマイクを握ると「16番目のチームなので、大して何も記事にならないと思います…」と切り出し、会場の目を引きつけた。

 エンジンをかけると、トークがどんどん熱を帯びた。リオデジャネイロ五輪で7人制日本代表が金星を挙げたニュージーランド戦(日本時間10日午前0時半)を話題にし「寝たのが早くて(9日午後)9時だったんです。そうしたら夜中に電話が鳴って『ジャパン勝っていますよ』と。見てなかったんです、私。そこで起きたらもう勝ってて(終わっていた)。次は朝まで寝られなくなって、イギリス戦(同日午前5時)を見たら負けちゃった」と苦笑い。日本代表主将を務めたコカ・コーラの桑水流らを前に「オールブラックスに勝つのは本当にすごい」と賛辞を贈った。

 最後は自らのチームに話題を切り替え「春から海辺、神社の階段など、負荷のかかるところ全てを走ってきた。少しでも(リーグを)盛り上げられたら」とニヤリ。ダークホースとしての躍進をにおわせた。