ラグビートップリーグ神戸製鋼の日本代表フッカー木津武士(28)が25日、同級生の活躍を刺激に変えた。開幕戦のNTTコミュニケーションズ戦(27日、神戸ユニバー)に向け、神戸市内で約2時間の全体練習に参加。スーパーラグビー、サンウルブズの一員としての活動を終え「強い選手に対して通用するという自信を持てた。自信をつけて帰ってこられた」とトップリーグでの戦いを待ちわびた。

 昨年のラグビーW杯メンバーでもある木津は東海大の出身。今夏のリオデジャネイロ五輪では同級生の競泳金藤理絵が女子200メートル平泳ぎで金メダル、チームメートの豊島翔平が7人制ラグビー男子で4位と大躍進した。大学時代、金藤と同じ授業を受けてきたという木津は「大学の同級生が活躍しているのは、やっぱりうれしいですよね。(金藤は)『真面目に水泳をやっている子』という感じだった」とニッコリ。13季ぶりの優勝へ向け「やっぱり優勝してみたいです。全試合大事。コンスタントにいいプレーを続けないと」と27日から続く全15試合に気持ちを高ぶらせた。