自動車のスーパーGT第6戦は28日、三重・鈴鹿サーキット(1周5・807キロ)で173周の決勝を行った。GT500クラスでは立川祐路・石浦宏明組(レクサスRCF)が予選8番手から逆転優勝。GT300クラスも予選4番手の井口卓人・山内英輝組(スバルBRZ)が勝利した。

 立川組は雨で滑りやすい路面にもかかわらず、8番手から猛然と追い上げた。立川がわずか17周でトップを奪うと、追いすがる日産GT-R勢が車両火災やペナルティーストップで脱落。同じレクサスの伊藤大輔・ニック・キャシディ組との一騎打ちとなったが、最終ラップで石浦がコースアウトするハプニングもあったものの逃げ切って今季初勝利をつかんだ。

 石浦は「最後の雨は目を疑いました(苦笑)。最後のシケインは止まりきれなくて…。でもトップでチェッカーを受けることができて良かったです」と話した。立川はGT500通算15勝目。石浦はこのチームでの初勝利となる通算4勝目となった。