リオデジャネイロ五輪柔道金メダリスト3人が30日、都内の日本外国特派員協会での会見に出席した。男子90キロ級ベイカー茉秋(21=東海大)は「柔道へのイメージをもっと良くして、競技人口が増える貢献をしたい」と意欲。暴力指導や助成金の不正受給問題に揺れた13年から、「リオで金メダルを取ってイメージを上げたい」と誓ってきたという。決意を現実に変えた今、さらなる向上を期す。

 前日29日放送のテレビ番組「SMAP×SMAP」にも出演し、視聴率が好調だった。解散が大きな理由と考えられるが、当人は「高視聴率男…、ですかね」と冗談まじりにうれしそう。この日の外国人記者向け会見でも、冒頭に「Hello everyone…」と切り出しながら、「インターナショナルスクールにいたのは小5までで、英語は忘れてしまって…」と照れ笑いする屈託なさ。明るい性格に取材、出演依頼は50件以上の人気ぶりで、連覇がかかる20年東京五輪まで看板選手として役割は大きそうだ。