世界81位の大坂なおみ(18)が、目の前の金星を逃した。

 同9位のキーズ(米国)相手に最終セット5-1とリードしながら、5-7、6-4、6-7の2時間7分で敗れた。

 大坂は、第1セットを奪われたが、キーズのミスにも助けられ、第2セットを奪取。最終セットは、第1ゲームでキーズのサービスゲームを破ると波に乗った。2-1から3ゲームを連取。5-2、5-4では勝利まで残り2ポイントまで迫ったが、キーズの開き直りと底力に逆転を許した。

 5-1から5オールに追い上げられる途中には、自分へのふがいなさから涙を見せる場面もあった。しかし、今季の全豪で4大大会本戦デビュー。ウィンブルドンはひざのケガで欠場したが、出場した4大大会すべてで3回戦に進出したのは今後に大きな期待を抱かせた。この後、日本の大会に出場予定だ。