今大会限りで引退する松田丈志(32=セガサミー)が予選に出場。3分54秒75の全体5位タイで午後の決勝に進出した。

 最後の大会前夜は「明日が最後」との思いが募り、なかなか眠れなかったが、予選から気迫のある泳ぎをみせた。午後の決勝が水泳人生最後のレース。決勝にはリオデジャネイロ五輪男子800メートルリレーで銅メダルに輝いたメンバーの小堀勇気、江原騎士も出場。「最後まで全力で泳ぎきる」と表情を引き締めた。松田は五輪に04年アテネ大会から4大会連続で出場し、08年北京、12年ロンドン大会の200メートルバタフライで2大会連続の銅メダルを獲得。ロンドン大会の400メートルメドレーリレーでも銀メダル獲得に貢献している。