日本バドミントン協会の理事会が10日、都内で行われた。

 賭博行為で無期限競技会出場停止処分を受けている桃田賢斗(22=NTT東日本)への今後への対応は議題に上がらなかった。上松芳則強化本部長は「同じく処分されている古賀(輝)選手が1年間(の競技会出場停止処分)なので、それより早い復帰はない。桃田選手に関しては、まだ話し合う時期ではない」と説明。

 銭谷欽治専務理事は「NTT東日本バドミントン部の対外活動自粛が解ける10月以降に、連携を取りながら考えて行く方向。今のところ桃田選手はきちんと練習をしている、と(NTT東日本から)報告を受けています」と話した。

 リオ五輪では、桃田の同世代のライバル、ビクター・アクセルセン(デンマーク)が銅メダルを獲得。桃田に関して「彼とはいいライバルだから、4年後の東京で対戦したい。そして僕が金メダルを取る」と話し、対戦を熱望した。メダル候補の桃田が4年後の東京五輪までに資格を回復し、出場できるか。協会の判断はまだ先になりそうだ。