卓球女子でリオデジャネイロ五輪団体銅メダルの福原愛(27=ANA)が21日、都内で会見し、今月1日に結婚したリオ五輪台湾代表の江宏傑(こう・こうけつ=27)と2人並んで、結婚を報告した。着物姿で登壇し、指輪やプロポーズの言葉を披露。現役続行を明言したが、当面は「夫婦の軸」を築くため同居して奥様業に専念する。20年東京五輪も目標に掲げ、競技への復帰時期を考える意向を示した。

 江、福原組の混合ダブルス新ペア結成プランが浮上した。江は「現時点では考えていません」としたが、「今後、そのような機会があればトライしてみようと思います」。福原も「今、初めて彼の考えを聞いたんですけれど、私もそう思います」と珍しい国際結婚ペアに意欲を示した。

 混合ダブルスは五輪種目ではないため、世界選手権個人戦やアジア選手権での挑戦となる。2人は国籍はそのままの予定。国際卓球連盟(ITTF)は一時、国際ペアを認めていなかったが、現在は再びルール改正された。15年世界選手権蘇州大会では許■(中国)梁夏銀(韓国)組が混合ダブルス優勝。国内では現在の日本代表コーチを務める田勢邦史、美貴江組の夫婦ペアが09年世界選手権横浜大会に出場したこともある。

 日本協会の宮崎強化本部長は「実現の可能性はともかく、夢のあるペア。ほほ笑ましい。1枠あげてもいいかも」。17年世界選手権デュッセルドルフ大会(ドイツ)、19年同ブダペスト大会(ハンガリー)で実現するかもしれない。

※■は日ヘンに斤