関大は同大を30-0で下し、開幕3連勝を飾った。主将のRB地村知樹(4年)が3TDを決めて同大を引き離した。

 第1クオーター(Q)39秒、地村が中央から右奥へ一直線に駆け抜けて33ヤードTDランで先制すると勢いに乗った。第1Q2分13秒にはタックルをかわしながら左奥へ9ヤードTDラン。さらに第2Q9分24秒、密集する中央に飛び込み1ヤードTDランを決めた。「3TDはオフェンスみんなで取った。良い形で決められた」。その後はFGで追加点を奪って逃げ切った。

 今季初の完封勝利だが、同大戦の目標である42点には届かなかった。地村は「立命大が同大戦で41点だったから、それ以上の得点をあげたかった。今日は目標を達成できなかったし、内容もだめ。オフェンスもディフェンスも必死な気持ちがないことがプレーに表れていた」と険しい表情。それでも「立命大と関学大に勝つことを目標に練習している。練習の成果を出せれば」と、打倒2強の目標は揺るがない。