大阪が地元開催で北海道を下し、白星発進した。第1クオーター(Q)から常にリードする展開。bjリーグ出身として、桶谷ヘッドコーチが望むような「(元NBLに比べて)サイズも小さいし、フィジカルもない。その分、ハッスルする。常にハングリーな精神で、ポゼッションごとに体を張る」バスケを体現した。

 演出も豪華だった。オープニングはプロジェクションマッピングを床に投射。大阪のイメージキャラクター「まいどくん」には、全身にLEDが埋め込まれ、会場の観客がスマホのアプリを使用すると、連動して光る仕組みになっていた。

 大阪出身の根来新之助(29)は「NBAみたいな演出でビックリした。ちょっと恥ずかしいところもあったけど、こういう演出はうれしい」と、新鮮な雰囲気に感動していた。

 ホームでの開幕戦勝利に3269人が熱狂。桶谷ヘッドコーチは、このブームを終わらせないためにも「日本人がもっとレベルアップする必要がある。日本人のスター選手が出てこないといけない。僕たちは泥臭いバスケを見せていきたい」と話した。