世界ランク66位の大坂なおみ(18)が5-7、3-6で同28位のキャロライン・ウォズニアッキ(26=デンマーク)に敗れ、ツアー初優勝を逃した。

 第1セットは第3ゲームで大坂が先にブレークしたが、競り合いの末に5-7で奪われた。第2セットは開始から5ゲームを連取され追い込まれたが、第6ゲームから3ゲームを連取して反撃。3-6で敗れたものの、元世界1位の強豪を相手に意地を見せた。

 大坂は試合途中に右肩に痛みが出たとみられ、自慢の200キロサーブは影を潜めた。それでも力強いショットを随所で決め、日本のファンを沸かせた。日本女子史上2番目の若さで決勝に進出。95年伊達公子以来の日本勢優勝こそならなかったが、今後の活躍に期待を持たせる結果を残した。

 試合後は「負けてしまったが決勝まで進めてうれしい。自信になった。応援ありがとうございます」と話した。