リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダルの高橋礼華(26)、松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が、同銀メダルのリターユヒル、ペデルセン(デンマークペア)組とのリオ決勝同カードに1-2で敗れた。

 競り合いの末、第1ゲームを21-19で先取も、第2ゲームを18-21で取られた。ファイナルゲームはミスが重なり、大きく離される展開に。9-20から3連続得点と粘ったが、12-21で力尽きた。

 高橋は「疲れました。相手のパフォーマンスが良く、ついていくのが精いっぱいだった」。松友は「練習不足ですね。やはり世界は甘くない。これから2人でまたやっていく」と冷静に振り返った。来月には敵のホームで行われるデンマークオープンに参加する予定。高橋は「そこでまた当たったら勝ちたい」とアウェーで返り討ちを望んだ。

 リオのリベンジを果たしたデンマークペアは、ラケットを会場に投げ入れるなどファンサービスをして大喜び。リターユヒルは「日本の英雄ともいえる2人を日本の地で破って、申し訳ない」と笑いながら謝罪。ペデルセンは「五輪決勝のビデオを見て研究した上で臨んだ。2、3ゲームは自分たちのいい動きが出来た」と「対タカマツ」の準備をしてきたことを明かした。