全日本アーチェリー連盟が2020年東京五輪に向けた強化策の一環として、来年の日本代表候補となるナショナルチーム(NT)を男女各6人から各8人に増やすことが27日、分かった。ワールドカップ(W杯)や世界選手権の派遣選手はNTから選ぶ。枠を拡大して競争を促し、レベル向上を図るのが狙い。

 ロンドン五輪では男子個人の古川高晴(近大職)が銀メダル、女子団体で銅メダルを獲得したが、リオデジャネイロ五輪では男子団体で出場権を逃し、メダルなしに終わった。

 宮崎利帳理事長は「幅広い選手を育成していきたい。選手同士で強化の意識を高め、世界を目指してほしい」と話した。選考会は11月中旬に行われる。