リオデジャネイロ五輪柔道女子70キロ級金メダリストの田知本遥(26=ALSOK)が年内までに進退を決める意向を示した。

 27日、神奈川県内の母校の東海大で開かれた報告会に出席。現役生活を続けることに、「迷っている」と述べた。リオ五輪を最後と思いながら頂点に立ったが、20年は母国開催であることも大きい。同じ所属先のレスリング伊調馨には「ゆっくり考えればいい」と助言を受けたとしたが、「次やるには相当な覚悟がいる。(女子代表は)新体制にもなったし、だらだら引き延ばすのは…。年内にはっきりします」と続けた。リオまでの4年間には故障など困難が多かった。再び歩めるか。自問自答の日々を送る。