2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事会が29日、都内で行われ、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(76)の新理事就任を承認した。野球・ソフトボールの東京五輪追加種目決定を受けたもので、王氏は追加5競技を代表して組織委の運営に加わる。五輪相就任時に退任した遠藤利明氏(66)も理事に復帰。森喜朗会長は、遠藤氏が副会長に就任することを明らかにした。

 室伏広治スポーツディレクター(41)は理事を外れて、10月1日付で「国際渉外・スポーツ局」から独立する「スポーツ局」の局長に就任する。室伏氏が所属するミズノはこの日、9月30日付での退社を発表。室伏氏は「今後はより一層、日本のスポーツ界に貢献できるよう、努力してまいります」とコメントした。