8位と出遅れていたリーグ3連覇中のパナソニックが快勝し、3勝2敗とした。

 堀江翔太主将(30)をベンチスタートさせる中、前半7分にオフサイドで得たペナルティーキックをSOベリック・バーンズ(30)が決め、先制した。20分にフッカー坂手淳史(23)、26分にロックのヒーナン・ダニエル(34)が立て続けにトライに成功して、差を広げた。

 後半4分にFB笹倉康誉(28)がトライに成功した。その後、NTTコミュニケーションズの反撃を受けたが、後半41分に「(勝ち点の)5ポイントしか頭になかった」と言うWTB北川智規(33)が、勝利を決定づけるトライを奪った。北川は「こうすれば勝てるんだという意識が生まれたはず」と、この勝利が浮上のきっかけになることを期待した。