9月に行われたジュニアグランプリ(GP)シリーズ第3戦日本大会覇者の坂本花織(16=神戸ク)が64・87点で、ショートプログラム2位となった。

 想像より小さかったリンクに戸惑い、つまずく場面もあったが「コースを間違えて、ジャッジの前でやっちゃった(つまずいた)。それでも調子が悪いなりには滑られた。70点ぐらいです」。まずまずの手応えで演技1日目を終えた。

 終了後は“花織スマイル”が全開。今季は「いつ、『おデブさん』になってしまうか分からないので」と摂生を心がけていることも明かした。神戸野田高に通う1年生は、今春から身長がすでに約5センチアップ。成長期のまっただ中のため、食事面などに気を使いながら、競技感覚の維持に努めている。

 首位は本田真凜(15=大阪・関大中)、3位が紀平梨花(14=関大KFSC)と世代の“顔”に挟まれて臨む9日のフリー。3人の高レベルな競演に注目が集まりそうだ。