仙台89ERSは敵地でアルバルク東京に69-91で敗れ、4連敗を喫した。しかし、強豪と相まみえた2日間で選手たちは「勉強になった」と口をそろえ、間橋健生ヘッドコーチ(45)は「今後(強豪チームと)同じ土俵に立てる可能性が具体的に見えた」と手応えを感じていた。

 タフな守備が収穫となった。前日15日同様に第1Q序盤では7連続得点を許すなど劣勢は続いたが、この日は違った。第3Q以降、気迫あふれる守備から攻撃につなげ、互角に近い戦いを演じた。18点しか取れなかった前半とは打って変わり、後半戦は51点。「士気を落とさぬよう集中した」と誰より激しく戦う姿を見せたSG片岡大晴(30)は「上と差を詰めるためにも、この結果を見つめ直し、もっと良くなっていく」。PG石川海斗(25)は「守備は70点以内に抑え、攻撃ではインサイドの得点が上がれば。正確性を高めていきたい」と話した。【成田光季】