2012年ロンドン・パラリンピックの責任者を務めたクリス・ホームズ英上院議員が17日、ロンドンでインタビューに応じ、20年東京五輪・パラリンピックの会場計画見直しについて「あまり東京から遠くに離れるのは危険な取り組みになる可能性がある。慎重な検討が必要だ」と見解を示した。

 同氏は「コスト削減が最優先事項で今こそ明確にする時期。ある程度の会場拡散は理解できる」とした上で「伝統的にセーリングなどは中心部から離れるが、聖火台に象徴される五輪やパラリンピックの祝祭ムードはできるだけコンパクトな計画が鍵になる」と指摘した。9月のリオデジャネイロ大会では東京都の小池百合子知事と会談しており「新知事の情熱で大会を正しい方向に導いてくれると期待している」とも述べた。