日本ソフトボール協会は18日、都内で女子日本代表の監督選考委員会を開き、前代表監督でビックカメラ高崎監督を務める宇津木麗華氏(53)内定を決めた。

 来月20日の理事会での承認を経て、正式に就任。任期は20年東京五輪まで。12月には新体制での国内合宿を行い、来年1月には海外遠征も予定している。

 今回は最終候補となった宇津木氏と、現日本代表監督でトヨタ自動車を兼務する福田五志氏(60)の2人を選考委員会に招集し、自己アピールを行うプレゼンテーションの時間を設けた異例の選考方式を採用。“面接”後に8人の選考委員が協議し、理事会への推薦が決まった。選考委員で日本協会の三宅豊選手強化本部長は「過去の国際大会や日本リーグでの監督実績も参考に、勝負強さということを評価した。東京五輪での金メダルを目指してほしい」と説明した。

 宇津木氏は、北京出身で88年に来日し、95年に日本国籍を取得した。現役時代は日本代表の主力打者として活躍し、00年シドニー五輪で銀メダル、04年アテネ五輪で銅メダルを獲得した。引退後は11年に代表監督に就任し、12年と14年には世界選手権で優勝に導いた実績がある。