女子テニスツアーを統括するWTAは21日、今季の最優秀新人賞に世界ランキング40位の19歳、大坂なおみが選ばれたと発表した。1977年から始まった賞で日本勢では初受賞。過去にはセリーナ・ウィリアムズ(米国)らも選出されている。

 ハイチ出身の父、日本人の母の間に生まれ、米国で育った大坂は強烈なサーブとフォアを武器に今季急成長。本戦にデビューした4大大会では全豪、全仏、全米オープンでいずれも3回戦へ進んだ。9月の東レ・パンパシフィック・オープンでは準優勝するなど、昨年203位で終えた世界ランクも急浮上した。

 年間最優秀選手には世界ランクで初の年間1位に決まったアンゲリク・ケルバー(ドイツ)が初めて輝いた。